他者の晴れ姿を心から称賛したい場面で、私たちはどのような言葉を選択するべきなのだろうか。日本の豊かなことわざ・故事成語の引き出しから、状況に即した適切なフレーズを選ぶ知恵が求められる。
たとえば、「見違えるような晴れ姿ですね」「お召し物が本当によくお似合いです」といったストレートで品格のある言い方へ切り替えるのが確実だ。似た文脈の表現に「器物も飾りよう」などがあるが、これも人を対象とする場合は避けるのが賢明と言える。一方、本人の魅力や実力に相乗効果が加わる様子を表すなら、「鬼に金棒」や「弁慶に薙刀」といったポジティブな文脈を持つ故事成語を活用するのが大人の嗜みだ。