ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズのタッグは、本作によってクラシックな大作SF映画の概念を根底から書き換えた。『スター・ウォーズ』のような快活なスペースオペラとも、『ブレードランナー』のような閉鎖的サイバーパンクとも異なる、静謐にして荘厳な神話的スケール。それは映画館という空間でしか味わえない価値を再構築する壮大な実験だった。
世界的な興行収入の成功はもちろん、批評家からも手放しの絶賛を獲得した背景には、スタジオ側が監督の強固な作家性を徹底的に防衛したクリエイティブの勝利がある。商業的妥協を排除し、美学を押し通した制作陣の決断が、世界中の映画ファンを狂喜させたのだ。