年月を経て、TBSテレビの看板枠である日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官』での本格再会が実現したとき、エンタメ界は大きな歓喜に包まれた。骨太な刑事ドラマとして制作された本作において、全盲の圧倒的捜査能力を持つ主人公を演じた福山と、捜査分析センターのタフな女性警察官を演じた内田のコンビネーションは秀逸の一言に尽きた。
緊迫した捜査シーンの中にふと漂う、長年の信頼関係に基づく軽妙なやり取り。過度な説明を省いた演技の呼吸は、かつて同じ黄金時代を駆け抜けた者同士にしか出せない重厚な厚みをもたらしていた。単なる共演という枠を超え、互いの演技を高め合う姿が視聴者の胸を打った。