事件が公となったのは、2019年11月16日の早朝でした。警視庁組織犯罪対策5課(通称・組対5課)は、東京都目黒区にある沢尻エリカの自宅マンションを家宅捜索。部屋の棚に置かれていたアクセサリーケースの中から、カプセル2錠に入った粉末約0.198グラムの合成麻薬MDMAなどを発見し、麻薬取締法違反(所持)の現行犯で彼女を緊急逮捕しました。
逮捕前夜、彼女は渋谷区内の有名クラブ「WOMB」のVIPシートでイベントに参加しており、帰宅直後のタイミングを狙った組対5課の緻密な内偵捜査による摘発でした。押収されたカプセルからはMDMAのほか、後日の鑑定で合成麻薬LSDを含有する紙片や液体の存在も確認されています。
逮捕直後の簡易尿検査および本鑑定の結果は「陰性」であり、直近の体内摂取は科学的に立証されませんでした。しかし、取り調べにおいて本人は偽ることなく過去の過ちを認めました。捜査関係者の証言によると、取り調べに対して次のように赤裸々に供述したと報じられています。
「10年以上前から大麻やMDMA、LSD、コカインなどを使用していました。有名人が逮捕されるたびに『私も危ないんじゃないか』と注意していましたが、いつも自分だけは大丈夫だと思っていました」
この告白は、華やかなスポットライトの裏で長年にわたり薬物への心理的依存と慢心が存在していた事実を浮き彫りにし、世間に強い衝撃を与える結果となりました。