式秀部屋を語る上で欠かせないのが、一度聞いたら忘れられない個性的な珍四股名の数々です。ウルトラマンのように3分間全力で土俵を駆け回ってほしいという願いを込めた「宇瑠虎(うるとら)」、アイドル好きが高じて命名された「桃智桜(ももちざくら)」、さらには「大当利(だいあたり)」「覇瑠仁(はると)」「爽(さわか)」など、従来の相撲界にはなかった画期的な名前が次々と誕生しました。
これらの四股名は単なる奇策や話題作りではありません。「力士一人ひとりに強い個性を持ち、ファンから名前を覚えてもらいやすくする」「自分自身の四股名に愛着と誇りを持って土俵に上がってほしい」という、式秀親方の温かい親心から生まれたものです。軽量ながらもスピードと気迫で巨漢力士を倒す宇瑠虎の相撲は、今なお多くの相撲ファンの心を掴んで離しません。