時計の針を少し巻き戻せば、イタリア・ローマでの目撃情報に端を発した一連の報道は、当時のエンタメ界を激震させた。過熱するSNSの反響、連日のように交わされた噂話、そしてメディアによる追及。しかし、両者は沈黙を守り通した。
あの狂乱の時期において、ふたりが口を開かなかったことの意味は大きい。プライベートを切り売りして話題を作ることを拒み、自らの価値を本業である「エンターテインメント」でしか示さないという強い意志。それは結果として、メディアや視聴者に対して「表現者のプライベートをどう捉えるべきか」という問いを投げかけることとなった。