それは、あまりにも突然のことでした。ヒット曲「夢想花」の大ヒット以降、タレントとしても多忙を極めていた円広志さん。ある日、スタジオでの収録中に突然、激しい呼吸困難と目まいに襲われます。「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な恐怖。これが、彼とパニック障害との長い闘いの始まりでした。
当時は今ほどメンタルヘルスへの理解が進んでいなかった時代です。周囲に理解されず、ただ「怠けている」「疲れているだけ」と片付けられることも少なくありませんでした。その孤独感が、さらに彼を追い詰めていったのです。