現代のドラマでは到底再現できないような、破天荒で自由度の高い展開。
東海テレビが誇る昼ドラ黄金期の中でも、『牡丹と薔薇』が異彩を放ち続ける理由は、人間本来の欲望や嫉妬、そして純愛を包み隠さず描ききった点にある。人間の泥臭い感情を隠さず表に出すスタイルは、ストレス社会を生きる現代人にとって、ある種の爽快感すら与えてくれる。
複雑に絡み合う血縁、二転三転する愛憎模様、そして小沢真珠と大河内奈々子が魅せた鬼気迫る演技。時代が変わっても人間の本質は変わらない。だからこそ、本作は今なおエンターテインメントの最高峰として君臨し続けている。