iPhoneの「Apple Wallet」やAndroidの「Google ウォレット」は、決済の安全性を最優先に設計されている。そのため、画面表面にはクレジットカードの下4桁やトークン化されたデバイスアカウント番号が優先して表示される仕様だ。Suica固有の17桁IDはセキュリティ上の直接的な決済情報というより「交通ICカードとしての個体識別番号」にあたるため、ウォレットのトップ画面からはあえて1段階深く入った場所に格納されている。
この設計思想の違いを知らないままウォレットのメイン画面をどれだけスクロールしても、17桁の番号を目にすることはない。目的の番号を呼び出すには、アプリ内の「カードの詳細」を開くか、公式のモバイルSuicaアプリを併用するのが最短ルートとなる。