3高を求めることの現実離れした難易度と、長期にわたる経済の停滞を背景に、2010年代以降は「3平(さんぺい)」や「4低(よんてい)」と呼ばれる新たな価値観が台頭しました。これらはバブル期の派手なステータス志向に対するアンチテーゼとして、より堅実で居心地の良い関係性を求める女性たちから強い支持を集めています。
まず定着した「3平」とは、以下の3つの要素を指します。
・平均的年収:高望みせず同世代の平均(年収400万〜500万円台)で十分とする姿勢
・平凡な容姿:清潔感があり、一緒に歩いていて恥ずかしくない無難な見た目
・平穏な性格:感情の起伏が激しくなく、暴言や過度な束縛がない穏やかさ
さらに近年、共働き社会の深化とともに進化形として注目されたのが「4低」です。
・低姿勢:女性に対して威圧的にならず、感謝の言葉(「ありがとう」「ごめん」)を素直に言える
・低依存:家事全般や身の回りの世話を妻に丸投げせず、自立してこなせる
・低リスク:リストラや借金のリスクが低く、堅実な職業や金銭感覚を持っている
・低燃費:過度な浪費癖や派手な趣味がなく、家計に優しい生活を送れる
3高が「周囲に自慢できる外向きの看板」であったのに対し、3平や4低は「日々の生活をストレスなく持続できる内向きの実利」を重視した価値観といえます。