小和田家のルーツは、現在の新潟県村上市にある。かつての村上藩士として仕えた小和田家は、決して大名のような華々しい家柄ではなかったかもしれない。しかし、地域に根差し、実務を重んじる堅実な気風がそこにはあった。藩の歴史資料を紐解くと、小和田家の人々が教育や地域行政において重要な役割を果たしていたことが分かる。
この「実学」を重んじる姿勢こそが、後の小和田家の発展の基礎となった。幕末から明治への大転換期、多くの士族が没落する中で、彼らは学問の力で道を切り開いていったのだ。この不屈の精神は、世代を超えて雅子さまへと受け継がれていくことになる。