物語の舞台である「さきゅうまち」のモデルは、鳥取県に広がる鳥取砂丘です。作中に登場する砂丘の広大な風景や列車の旅情は、林明子さんが現地を取材して緻密に描き起こしたものであり、どこか懐かしく美しい日本の原風景を感じさせます。
また、絵本からそのまま飛び出してきたような「こんのぬいぐるみ」は、福音館書店の公式グッズなどとして長年にわたり大ヒットを記録しています。作中と同じように「腕のほころび」まで再現できる愛らしいビジュアルは、絵本を読んで育った世代が自分の子どもに買い与えるギフトとしても圧倒的な支持を集めています。