復帰後、圧倒的なトーク力で再びお茶の間の女王として君臨した上沼恵美子だが、家庭内では静かに不調の芽が育っていた。最大の転機となったのは、夫である真平氏が関西テレビの役員を定年退職したことだった。毎日自宅で顔を突き合わせる生活が始まると、長年積み重なった価値観のズレが一気に表面化する。
いわゆる「夫源病(夫の言動が原因で妻が体調を崩す病)」の症状に長年苦しめられたことを、彼女自身がメディアで告白。目まいや自律神経の乱れに苛まれ、一時は「夫の足音が聞こえるだけで動悸がする」とまで語っていた。長年、家事や育児を一手に引き受けながら仕事も完璧にこなしてきた彼女にとって、定年後の夫との距離感の維持は限界を超えていたのだ。こうして二人は、離婚という形をとらずに互いの生活拠点を分ける別居という選択肢を選び取る。