いわき市の地理的特徴は、広大な市域の中に太平洋と阿武隈高地を併せ持つ点にある。この地形が、天気予報を難しくする「局地的な雨」を生み出す。夏から秋にかけて太平洋からの暖かく湿った空気が阿武隈高地の傾斜にぶつかると、特定の谷沿いだけでゲリラ豪雨が発生することが稀ではない。
平野部では雲一つない青空が広がっているにもかかわらず、車で15分ほど山側へ走ると激しい雷雨に見舞われるといった現象は日常茶飯事だ。雨雲レーダーの微細な動きを確認し、自身がいるピンポイントのエリアでどのような風が吹いているかを観察する視点が欠かせない。