アメリカ市民の足を奪っている最大の要因は、急激に跳ね上がった返済コストだ。かつては低金利の優遇ローンが新車販売の強力なエンジンだったが、局面は一変した。7年間や8年間といった長期の自動車ローンを組んでも、毎月の支払額が1,000ドルを超えるケースが珍しくなくなっている。
連鎖する支払いに耐えかね、返済が滞るローンデフォルト率はリーマンショック以来の高水準へ達した。金融機関は審査を一段と厳格化しており、これまでなら審査を通っていた中間層ですら、買い替えを諦めざるを得ない。経済的な締め付けが、新車ディーラーの客足を直接的に止めている。