松下政経塾が輩出した政治家のなかでも、ひときわ高い知名度を誇るのが野田佳彦氏(第1期生)です。早稲田大学政治経済学部を卒業後、1980年の開塾とともに1期生として入塾。千葉県議会議員を経て国政へ進出し、2011年には塾出身者として初となる第95代内閣総理大臣に就任しました。財務大臣などを歴任した財政規律派として知られ、現在も立憲民主党の代表として国会論戦の最前線に立っています。
保守派の論客として絶大な支持を集める高市早苗氏(第5期生)も、松下政経塾で研鑽を積んだ代表格です。神戸大学経営学部を卒業後に入塾し、アメリカ連邦議会フェローなどを経て政界入りを果たしました。総務大臣や経済安全保障担当大臣などの要職を歴任し、自由民主党の総裁選でも決選投票に進出するなど、初の女性首相候補として常に注目を集め続けています。
さらに、外交・安全保障分野で長年存在感を示してきた前原誠司氏(第8期生)も欠かせません。京都大学法学部で高坂正堯氏に師事したのちに入塾。国土交通大臣や外務大臣、民主党代表を務め、新党結成などを経て日本維新の会に合流するなど、政界再編のキーマンとして独自のポジションを築いています。
そのほか、自民党で長く国会対策や議会運営を支える逢沢一郎氏(第1期生)、防衛大臣や自民党政調会長を務めた小野寺五典氏(第11期生)、衆議院副議長を務める玄葉光一郎氏(第8期生)など、与野党の重鎮クラスに塾出身者がずらりと並びます。