異次元の少子化対策が叫ばれる一方で、当事者である未婚層の感覚とは大きな乖離が存在しています。
行政が主導するAI婚活支援や自治体の出会いイベントなどは、あくまで「結婚したいけれど出会いがない人」に向けた施策に偏りがちです。しかし、多くの若者が直面している根本的な壁は、出会いの場の有無ではなく「結婚や子育てを現実的な選択肢として捉えられない経済的・精神的余裕のなさ」にあります。
手取り収入が増えない中で子育て世帯への支援だけが強調されると、未婚層には「自分たちは負担を強いられるだけの存在」という疎外感が生まれやすくなります。その結果、「国が望むような家庭形成は、余裕のある強者やイケメンたちが担ってくれ」という冷めたスタンスへと繋がっているのが現状です。