久保田祐佳の経歴プロフィールを振り返ると、その道のりはNHK女性アナウンサーの王道でありながら、独自の開拓者精神に満ちていることが分かります。静岡県静岡市出身の久保田アナは、静岡雙葉中学校・高等学校を経て慶應義塾大学文学部を卒業後、2005年にNHKへ入局しました。
初任地は地元である静岡放送局。そこで夕方の地域情報番組を担当し、ローカル現場で基礎を徹底的に叩き込まれました。そして2008年春、わずか入局4年目という異例の早さで東京アナウンス室への異動を果たします。彼女の知名度を全国区へと押し上げたのが、2008年のパイロット版からスタートした久保田祐佳ブラタモリ初代アシスタントの抜擢でした。
『ブラタモリ』において久保田アナが見せた姿勢は、知ったかぶりをせず、分からないことは素直に「教えてください」と専門家やタモリ氏に委ねる、飾らないスタイルでした。この謙虚かつ知的な振る舞いが視聴者に安心感を与え、番組は大ヒットを記録します。
その後、久保田アナの担当番組一覧には『NHKニュース7』や『所さん!大変ですよ』、さらには看板報道番組であるクローズアップ現代久保田祐佳としてのリポーターやキャスター代行が次々と加わりました。知的で鋭い切り込みが求められる現代社会の諸課題に対しても、取材対象者に寄り添う語り口で視聴者の厚い共感を呼びました。