熊谷といえば、夏の猛暑日ニュースでおなじみの地域だ。だが、気候の過酷さとリラクゼーション需要の相性は決して悪くない。むしろ逆だ。過酷な外気から逃れ、1年を通じて室温24度、湿度50%前後に保たれた快適空間へ飛び込む快適さは何物にも代えがたい。
かつては単なる日帰りスパとして運営されていたこの場所が「おふろcafe ハレニワの湯」として再構築されて以来、客層は劇的に変化した。最大の勝因は「滞在時間の長さを肯定する設計」にある。入浴後に急いで着替えて退店する必要はどこにもない。館内着のパジャマのまま、数時間でも、あるいは一日中過ごすことが前提とされているのだ。