日比谷の利便性を語る上で外せないのが、地下に張り巡らされた広大な歩行者ネットワークの存在だ。日比谷線、千代田線、都営三田線が交差する地下コンコースは、JR有楽町駅や東京メトロ銀座駅、さらには大手町方面まで一直線につながっている。突然の土砂降りであろうと、傘を一度も開かずにショッピングからビジネスの移動まで完結してしまう。
かつては「複雑な迷宮」と評されることもあったが、近年のリノベーションでサイン表示が劇的に見やすくなり、明るく洗練されたプロムナードへと変貌を遂げた。通路沿いにはセンスの良さが光るカフェやセレクトショップ、ベーカリーが点在。ただ通過するためだけの地下道ではなく、「歩くこと自体が心地よい体験」へと昇華されている。