この画期的な空間の誕生背景には、東日本大震災復興事業における強い地域再生への思いがあった。被災からの歩みを進める中で、街の中心に新たな賑わいと誇りを取り戻すシンボルとして構想されたのが本プロジェクトである。
運営には民間のノウハウを大胆に注入する指定管理者制度が導入された。手がけたのは、TSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)だ。同社創業者の増田宗昭氏が提唱してきた「企画会社」としての本領が、この公共空間の随所に結実している。行政と民間企業が手を取り合い、新しい価値を創造した成功事例として、全国の地方都市からも熱い視線が注がれている。