東海道新幹線を走る3つの列車種別、「のぞみ」「ひかり」「こだま」。一見すると最速の「のぞみ」一択に思えるが、利用シーンに応じた選択肢の幅広さこそが、この路線の醍醐味だ。最速列車「のぞみ」に乗車した場合、所要時間はわずか約34分。あっという間に目的地へ到着するため、急ぎの出張や限られた滞在時間を最大化したい層には圧倒的な人気を誇る。
一方で、「ひかり」や「こだま」にも独自の強みがある。岐阜羽島や米原に停車する「ひかり」でも所要時間は約38分から45分程度と、のぞみとの差はわずか数分に過ぎない。それでいて自由席の比率が高く、指定席料金も「のぞみ」に比べて安価に設定されている。さらに、じっくり移動を楽しみたい層や旅行商品を活用する層にとって、「こだま」は約50分前後で静かな車内空間と割安な運賃を享受できる穴場ルートだ。