R-1グランプリを巡る騒動の中で、最も決定的な波紋を広げたのは過去の生放送中に発生した得点テロップの誤表示だ。審査員が採点ボタンを押す前に画面上に数値が現れるという失態が起きた際、「事前に優勝者が決まっている出来レースではないか」という疑念が一気に爆発した。制作側は即座にシステムの表示ミスと釈明したが、一度生まれた不信感を消し去ることは容易ではない。
さらに、予選を通過する顔ぶれの偏りや特定出場者への審査員の異常な高得点など、得点操作説を裏付けるかのような議論がネット掲示板で巻き起こってきた。だが、舞台裏の実状を探ると、特定の芸人を勝たせるような古典的台本が存在するわけではない。生放送独特のタイムプレッシャーや演出上の演出効果が過小評価または過大評価を生み、それが視聴者の目に「意図的な調整」として映ってしまうのが真相に近い。