かつては「手軽さならUSBメモリ、大容量・高速ならケーブル接続のポータブルSSD」という明確な棲み分けがありました。しかし現在、コネクタ直挿しタイプのスティック型SSDのメリットとデメリットが広く認知されたことで、市場勢力図は完全に塗り替えられつつあります。
スティック型SSDの最大のメリットは、一般的なUSBメモリと見分けがつかないサイズ感でありながら、内部構造は紛れもないSSDである点です。ケーブル不要でノートPCやタブレットに直接挿し込め、毎秒600MB/s〜1,000MB/sクラスの爆速転送を手軽に享受できます。
一方で、デメリットも存在します。超小型ボディにSSDの基板とコントローラーを凝縮しているため、連続稼働時の表面温度がかなり高くなります。また、端子周辺の幅が広い設計の製品では、隣接するUSBポートや電源端子に干渉して塞いでしまうケースがあります。購入時は隣のポートとのクリアランスや、ストラップホールの有無などを確認しておくのが賢明です。