アパレルショップのフィッティングルームでは、体重計の数字以上にシビアな現実が突きつけられます。155cmで60kgの場合、日常的な服のサイズ感はLサイズまたはXL(LL)サイズが主流となります。
ユニクロをはじめとする国内主要ブランドでは、トップスは身幅や二の腕の肉感を拾わないためにLサイズを選択するケースが目立ちます。しかし問題はボトムスです。155cmという身長に対し、60kgのウエストは一般的に70〜76cm前後、ヒップは95cm前後に達します。このサイズを収めるためにL〜XLのパンツを選ぶと、今度は股下(レングス)が余りすぎて裾上げが必須となり、パンツ本来の美しいシルエットが崩れてしまうという構造的な悩みに直面します。
一方、周囲の男性はどう見ているのでしょうか。SNSコミュニティやマッチングアプリの利用動向、街頭インタビューの調査データを照合すると、「ぽっちゃりとデブの境界線」に対する男性陣の生々しい本音が浮かび上がってきます。
「触り心地が柔らかそうで安心感がある」「ガリガリより抱き心地が良くて一番魅力的」といった好意的な反応は少なくありません。ただし、そこには厳格な条件がついています。男性が好む「ぽっちゃり」とは、鎖骨が見えていること、首筋がスッキリしていること、そして顎下に二重顎がないことです。下腹部が胸のトップラインより前に出ていたり、猫背で背中に肉が乗っていたりすると、途端に「だらしない肥満」と判定される冷酷な現実があります。