直近の数年間に発生した事例を振り返ると、787型機を巡るトラブルは多岐にわたります。ニュージーランド発チリ行きの便で起きた、飛行中の突然の急降下事故は記憶に新しいところです。この事故では、コックピット内のシートスイッチの誤作動が原因と報じられましたが、乗客数十人が負傷する大惨事寸前の事態となりました。
また、飛行中のエンジン不具合や、キャビン内の気圧システムのエラーなども報告されています。これらは致命的な墜落事故には至っていないものの、「また787か」という印象を植え付けるには十分すぎる頻度で発生しています。航空機の運航規模から見れば統計的には極めて低い確率であるとはいえ、一度植え付けられた不信感は容易には拭えません。