湊川親方が描く将来の部屋像において、根幹となるのが独自の指導方針です。
身長175cmと大相撲の世界では決して大柄ではなかった貴景勝が、200kg前後の巨漢力士を次々と土俵下へ吹っ飛ばすことができた理由は、妥協のない徹底した基本稽古と、無駄を削ぎ落とした「突き押し」の技術にありました。
「立合いのスピードと低さ、当たりの強さ、そして休まない攻め。体格に恵まれない若者であっても、鍛錬次第で横綱・大関を狙える力士になれる」
湊川親方は常々、相撲の基本動作である四股・鉄砲・すり足の重要性を説いています。小手先の変化や引き技に頼らず、「正攻法で前に出る相撲」を叩き込む姿勢は、現代の土俵に最も求められている相撲道そのものです。湊川部屋が誕生した暁には、間違いなく角界一の稽古量を誇る「押し相撲専門集団」が育成されると期待されています。