浅見五郎助の足跡は、自身の制作活動にとどまりません。京都陶磁器工業組合理事長をはじめとする数々の要職を歴任し、衰退が懸念される伝統産業全体の活性化と後進の育成に心血を注いできました。
京都タカシマヤなどの大手美術画廊で開催される襲名記念展や個展の数々は、単なる作品発表の場ではなく、京焼の技と文化を次世代へ伝える重要な機会となっています。展示会ごとに発表される新作群は、古典と現代の架け橋としての役割を果たしています。
後進の職人たちに対しては、基本技術の徹底的な習得を説きつつも、自己の感性を信じて新しいスタイルに挑む勇気の必要性を指し示し続けています。