現地に到着して機内モードを解除した瞬間、スマートフォンは現地の提携キャリアと自動的に接続される。ここで最も警戒すべきは、バックグラウンドで動作するアプリの自動更新やクラウドへの写真自動同期だ。意図しないバックグラウンド通信による爆発的な課金を防ぐため、出発前および到着直後に実施すべき設定手順を整理した。
iPhoneおよびAndroid端末の双方で、まずは設定画面からデータローミングをオフに設定しておくのが鉄則だ。現地でデータ通信を意図的に利用したいタイミングまでこの設定を維持することで、バックグラウンド通信を完全にシャットアウトできる。また、アプリの自動アップデート機能を無効化し、大容量ファイルのクラウド同期を一時停止することも忘れてはならない。
さらに見落としがちなのが、通常のSMS受信ではなく「音声通話の着信」である。日本からの着信に応答するだけで、発信者だけでなく受信側にも国際ローミングに伴う高い着信料が発生する。渡航中に緊急以外の電話に出ないリスク管理や、着信転送サービスの設定変更を事前に行っておくことが賢明だ。