1982年の創刊以来、レモンを持ったスターのカットはテレビ文化の変遷そのものを静かに記録してきた。フレッシュな果実を手にする独自のアイディアは、撮影現場での偶然の一言から生まれたと言われている。過密スケジュールの合間を縫ってスタジオに駆け込む出演者たちに、一瞬で笑顔とインパクトを引き出すための工夫が、やがて全芸能人が「一度は飾ってみたい」と切望する黄金のルールへと進化を遂げた。
歴代の話題作を振り返れば、社会現象を巻き起こした連続ドラマの放映時期と表紙の登場タイミングが見事なまでに同期している。最高視聴率を塗り替えた記録的ドラマの主役たちが魅せたレモンポーズの裏側には、分単位で綿密に計算されたライティングと、現場の空気を一変させるトップスター独自のオーラが存在していた。誌面を飾った秘蔵ショットの数々は、日本のエンタメ史の貴重な証言として今も輝きを放っている。