2005年、満島ひかりは19歳で1st写真集『HIKARI』(ワニブックス)を刊行します。巨匠・野村誠一をはじめとする名手たちが撮影を担当したこの作品集には、沖縄の海や光の中で瑞々しいビキニ姿を披露する彼女の姿が収められていました。続いてリリースされた2nd写真集『あま夏』やDVD作品でも、健康的な水着姿とともに、どこか寂しげで陰影のある表情が捉えられています。
さらに青年コミック誌の最高峰である『週刊ヤングジャンプ』の表紙や巻頭グラビアにも抜擢され、グラビアシーンにおける認知度は着実に高まっていきました。しかし、誌面に掲載された彼女の姿は、当時のいわゆる「萌え」や「癒やし系」アイドルとは一線を画していました。華奢な肉体、媚びない視線、そしてフレームの向こうを見据える圧倒的な目力は、グラビア愛好家の枠を超え、一部の映画監督やクリエイターたちのアンテナに引っかかり始めていたのです。
この時期、満島ひかりは2006年公開の映画『デスノート / デスノート the Last name』において、主人公・夜神月(藤原竜也)の妹・夜神粧裕役に抜擢されます。水着グラビアと並行しながら、少しずつではあるものの、演技の現場への足がかりを築きつつありました。しかし、世間の認識は依然として「元Folder5のグラビアアイドル」の域を出ていませんでした。