ネット上の掲示板には「家に忘れたと言えば数日稼げる」「体調不良を理由にすれば怒られない」といった安易な言い訳指南が散見されます。しかし、公立私立の教員らへの取材を通して得られた証言は、それらの小手先の嘘がいかに無意味であるかを証明しています。
現場の教員によると、「忘れた」という言い訳は初めから提出できていないサインとして即座に看破されているのが現実です。教員が評価の主眼を置いているのは、課題が100点満点であるかどうか以上に、「約束を守る誠実さ」と「トラブル時にどう対処するかという社会的態度」です。提出期限の朝になって言い訳を並べ立てる行為は、最も心証を悪化させ、平常点(主体的に学習に取り組む態度)を容赦なく削る要因になります。
もしどうしても期限に間に合わない場合、有効なのは「言い訳」ではなく「事実の開示とリスケジュールの交渉」です。「体調管理を誤り、全体の3割が終わりませんでした。今できている7割を持参しましたので確認をお願いします。残りの3割は今日の放課後と明日の朝で完了させ、明日の午後一番に必ず提出します」という形で、できた部分の証拠を添えて自ら明確な完了期限を約束するアプローチを取るべきです。これにより、単なる未提出者から「自己管理の失敗をリカバーしようとする生徒」へと教員の認識が変わり、ペナルティを最小限にとどめることができます。