リジュランを検討する際、医師の手技による「手打ち(マニュアル注入)」を選ぶか、専用の医療機器を用いる「水光注射(マシン注入)」を選ぶかは、ダウンタイムの質を左右する極めて重要な分岐点です。
熟練した医師による手打ち注入は、患者ごとの皮膚の厚みや毛穴の開き、刻まれた小ジワの深さを見極めながら、数ミリ間隔で真皮層へ的確に薬液を届けることができます。薬液のロスがほぼゼロであるという絶大なメリットがある一方、注射針を数十回から百回以上皮膚に刺すため、膨疹の高さが際立ちやすく、毛細血管に触れて内出血を起こすリスクが高くなります。術後の顔面はまさに「蜂の巣」のような強いインパクトを放つことになります。
対して水光注射マシン(ハイコックスやダーマシャイン等の最新機種)は、皮膚を陰圧で吸引しながら極細針(32G〜34Gなど)で設定した深度へ均等・高速に注入します。製剤が均一に微量ずつ散らされるため、手打ち特有の巨大なボコボコは生じにくく、翌朝にはメイクで隠せる程度の点状の赤みにとどまるケースが主流です。ただし、吸引時のアザや、皮膚の固い部位では薬液がわずかに表面へ漏れ出してしまう現象が起こり得ます。ダウンタイムを1日も許容できない状況であれば水光注射マシン、1滴も無駄にせず確実な若返り効果を追求するなら手打ち、という明確な住み分けが現場では定着しています。