ロールキャベツ作りの最大の壁、それは「煮崩れ」と「味がぼやけること」だ。せっかく丁寧に巻いたのに、鍋の中でキャベツがはがれ、肉だねが飛び散ってしまう。誰もが一度は経験する失敗だろう。
栗原はるみ流の「究極のロールキャベツ」は、この悩みをスマートに解決する。秘密は肉だねの練り加減と、キャベツの下茹で具合にある。しっかりと柔らかく茹でた葉で肉を隙間なくきつめに包み込み、巻き終わりを下にして鍋底にキッチリと敷き詰める。これだけで爪楊枝を使わなくても決して崩れない。
さらに圧巻なのがコンソメスープの黄金比率だ。水とコンソメの分量、そして煮込み時間に対する徹底したこだわりが、肉のジューシーな肉汁とキャベツの持つ自然な甘みを最大限に引き出す。スープの一滴まで残さず飲み干したくなる深い味わいは、まさにプロの技そのものだ。