二人が結婚したのは1996年のこと。羽鳥氏が日本テレビの若手アナウンサーとして頭角を現し始めた時期だった。元客室乗務員(CA)であり、抜群の美人として知られた栗原氏との結婚は、公私ともに羽鳥氏の躍進を支える大きな原動力となったことは間違いない。しかし、人気アナウンサーとしての宿命である「多忙」が、少しずつ二人の生活に影を落としていく。
すれ違い。言葉にすれば容易い。だが、日本テレビを退社しフリーへと転身した2011年前後の羽鳥氏のスケジュールは過酷を極めていた。早朝の生放送を終えてもなお、特番の収録や打ち合わせが深夜まで続く日々。家庭を顧みる時間的な余裕は物理的に失われていった。話し合いを重ねた結果、二人が導き出した答えが「離婚」だった。憎み合っての別れではなく、互いの人生を尊重するための発展的解消。当時、記者会見で語られたその言葉に嘘はなかったことが、その後の二人の軌跡から証明されている。