同じく京王電鉄が運行する座席指定列車として「京王ライナー」が存在しますが、Mt.TAKAO号との違いに疑問を持つ方も多いはずです。両者は共通の「京王5000系」車両を使用していますが、運行の目的や停車駅の設定が明確に差別化されています。
京王ライナーは主に平日・休日の夕夜間に新宿から八王子・橋本方面へ向かう通勤・通快ライナーであり、府中や聖蹟桜ヶ丘、高幡不動などベッドタウンの主要駅にきめ細かく停車します。これに対してMt.TAKAO号は、休日の日中を中心に運行される「高尾山観光特化型」のクロスシート特急です。都心と行楽地をノンストップ感覚で結ぶダイレクトなダイヤ編成が最大の特徴となっています。
使用されている京王5000系車両は、通常のロングシートから座席が2人掛けのクロスシートへと自動転換するハイブリッド仕様。車内設備も極めて充実しており、以下のような快適な移動環境が整っています。
座席には全席個別の電源コンセントが設置されており、登山記録のアプリや写真撮影で消耗したスマートフォンのバッテリーを移動中に急速充電できます。さらに車内無料Wi-Fiサービスや、落ち着いた暖色系のLED間接照明、静粛性の高い車体設計が採用されており、登山の心地よい疲れを癒やすリラクゼーション空間として機能します。