番組開始から30年以上が経過した今も、最高額の記録は破られていない。公式に認められている歴代最高額は、1998年に登場した「柿右衛門様式の磁器など計15点」に対する5億円という驚異的な鑑定額だ。ドイツの古城から発見されたというこの磁器群は、東西の交易史を証明する一級品の資料であり、スタジオ全体が静まり返ったのを覚えている視聴者も多いだろう。
また、単一の美術品として世間を震撼させたのが、世界的画家・東郷青児の初期の油絵や、戦国武将ゆかりの書状などだ。これらは単に古いから高いのではない。その美術品が辿ってきた「物語」と「希少性」が奇跡的に合致した結果、億単位のプライスタグがつくのである。