18歳人口の減少に伴い志願者の確保に苦しむ大学が全国で相次ぐ中、沖縄の高等教育が舵を切ったのは「徹底的なオープン化」の道だった。従来の現役高校生中心の採用手法から脱却し、世界中から集まる留学生や、キャリア転換を目指す社会人、さらにはリスキリングを求める専門職の人々を積極的に受け入れている。
多彩なバックグラウンドを持つ学生たちが同じ教室で議論をたたかわせる環境は、キャンパス空間そのものを変容させた。若き学生にとっては世界各地の実践的知見に触れる生きた経験となり、社会人側も大学で得る先端理論を即座に自らの事業や地域活動へとフィードバックしている。年齢や国籍の垣根を取り払ったこの取り組みは、教育の質的転換を見事に結実させた。