ヨガの王様と呼ばれる頭立ちのポーズ「シルシャーサナ」。体幹強化やリフレッシュ効果を求めて愛好家がこぞって実践する技だが、ここに大きな落とし穴が存在する。逆立ちを行った瞬間から眼圧は急上昇し、わずか数分間で正常値の2倍以上に達することも珍しくない。
この短時間の急激な圧力変化が、視神経をじわじわと痛めつける。問題は、自覚症状がほぼ皆無な点だ。痛みを感じないまま視神経線維がダメージを受け続けた結果、慢性的な緑内障を発症したり、気付いた時には視野の一部が欠損していたりするケースが報告されている。特に元々アイケアに無頓着な層ほど、ダメージを蓄積させやすい。