「ナメクジ女」と呼ばれた彼女の現在を知る術は、今となっては限られている。番組終了から20年以上が経つ。彼女がどんな人生を歩んでいるのか、公式な情報はない。ただ、願わくば、自分を責め続けることなく、自分の顔と名前で生きていてほしいと思う。
ビューティーコロシアムが終わっても、外見をめぐる差別も、自己否定に苦しむ人たちも、消えてはいない。むしろSNS時代に入り、外見への評価は24時間365日、誰の手にも届く形で届けられるようになった。あの番組が提示した問いは、形を変えて今も社会の中に生きている。テレビという舞台の上で、一人の女性が語った言葉の重さを、忘れてはならない。