表立って語られることは少ないが、女性アナウンサーがこうした「お宝画像」文化について複雑な思いを持っていることは、業界関係者の間では広く知られている。あるベテランアナウンサーは自著の中で、「放送中の自分の姿が文脈を外れて切り取られることの気持ち悪さは、当事者にしかわからない」と綴っている。
新人アナウンサーにとっては特に深刻だ。入局直後から大量の視線にさらされ、外見について根拠のないコメントがネット上に溢れる。これが精神的なプレッシャーにつながり、離職の一因になるケースも報告されている。2020年代に入ってから、メンタルヘルスへの配慮を理由にSNS活動を制限したり、公式サイト以外での情報発信を控えるアナウンサーが増えているのも、こうした背景と無縁ではない。