なぜ新潟市はこれほど花火が多いのか、という根本的な問いにも触れておきたい。越後三大花火大会とは、ぎおん柏崎まつり大花火大会・長岡まつり大花火大会・片貝まつり奉納大煙火の3つを指し、規模・歴史・観客動員数ともに全国トップクラスだ。この三大花火が県全体の花火文化を牽引し、新潟市内の各地区も負けじと独自の花火を続けてきた。
長岡花火に代表される新潟の打ち上げ花火は、単なる娯楽にとどまらず、慰霊と復興の祈りが込められた花火として地域に根付いており、長岡空襲の慰霊と復興を願う意味を持つ。そういった背景があるからこそ、新潟市民にとって花火は夏の「音」以上の存在なのだ。Xに飛び交う「今上がってる!」という投稿の一言一言にも、その積み重ねられた花火愛が宿っている。