大野智の広告史を語るうえで絶対に外せないのが、久光製薬「アレグラFX」と日本航空「JAL」の2大看板シリーズです。
2013年春からスタートした「アレグラFX」では、紫の全身タイツと奇抜なヘアスタイルがトレードマークのアレグラ星人「サトシーラ」として登場しました。花粉に苦しむ地球人を救うべく「アレーグラ!」の決めポーズで花粉を吹き飛ばすコミカルな演技は、瞬く間にお茶の間の人気を獲得。花粉症シーズンの到来を告げる風物詩として定着しました。
撮影現場では、どんなに突飛な設定や動きの要求にも真顔で完璧に応え、監督やスタッフを笑いの渦に巻き込んでいたという裏話が残っています。後に後輩である知念侑李(Hey! Say! JUMP)や神宮寺勇太が仲間に加わった際も、先輩として絶妙なコンビネーションを発揮し、シリーズの世界観を盤石なものにしました。
一方、嵐5人で長年アンバサダーを務めた「JAL」のCMでは、打って変わって日本の美しい風景と旅情を情緒豊かに表現。沖縄・古宇利島の「ハートロック」をメンバーと訪れるCMが放送された直後、現地に観光客が殺到して一大観光名所へと押し上げられた現象は、彼らの絶大な影響力を象徴するエピソードです。旅先で大野が見せる柔らかく温かな微笑みは、広告を超えて多くの人々に癒やしを与え続けました。