防音設計が施されている京セラドームから、なぜ一部の音が外へ漏れ出してしまうのか。そこにはドーム建築特有の構造と音響物理の特性が関係しています。
最大の京セラ 音漏れ 理由は、低周波音(重低音)の性質にあります。高音域のクリアなサウンドは外壁やコンクリートによって遮断されやすい一方、ドラムのバスドラムやシンセベースが放つ長波長の低音は、分厚い壁や床を振動として透過しやすい特徴を持ちます。外で待機している人が耳にする「くぐもった振動音」は、まさにこの透過した低周波エネルギーです。
さらに、場内の空調換気口や機材出入口、関係者通用口などの開口部周辺では、わずかな隙間から空気伝播によって音が外部へ逃げ出します。特にステージ裏に位置する搬入口付近では、内部のスピーカーの配置角度によって直接波が届きやすく、これが「特定の場所だけ音が漏れている」と感じられる技術的な要因となっています。