夏の岡山を訪れた人が驚くのが、夕刻に発生する「夕凪(ゆうなぎ)」という現象だ。海風から陸風へと切り替わる夕方の時間帯、風が完全にピタリと止まり、打ち水も効果をなさないほどの蒸し暑さが街全体を包み込む。
この夕凪が始まると、気温が下がりにくくなり、夜間も気温が25度を下回らない熱帯夜へと突入する。夏場に岡山へ旅行する際は、通気性と速乾性に優れ、肌離れの良い素材の衣類を選ぶことが何より重要だ。一方で、冬場は中国山地からの冷たい吹き下ろし「広戸風(ひろとかぜ)」などに代表される寒風が県北から吹き降ろし、岡山市内でも体感温度がぐっと下がる。季節に応じたレイヤード(重ね着)の工夫が求められる。