ネット上の簡易的な英語解説ブログでは「何年生ですか=What grade are you in?で世界中どこでも通じる」と書かれていることがありますが、これは明確な誤りです。この表現はあくまでアメリカ英語圏(およびカナダ)を中心とした語法であり、イギリス英語圏では全く異なる言語体系が採用されています。
イギリスをはじめ、オーストラリアやニュージーランドなどの連邦諸国では、小中高の学年に対して「grade」ではなく「Year」を用います。さらに、数え方の順序も異なります。
- アメリカ英語:数字が前(「5th grade」「10th grade」)
- イギリス英語:「Year」が前(「Year 5」「Year 10」)
イギリスでは小学校高学年の児童であっても「I'm in Year 6.」と答えるのが標準的です。イギリス人に「What grade are you in?」と尋ねると、文脈から意味は察してもらえるものの、「それはアメリカの言い方だね」と指摘されるケースが多々あります。相手の国籍や教育バックグラウンドがイギリス連邦系であると分かっているなら、子どもの学年であっても「What year are you in at school?」と聞くのが極めてスマートな配慮です。