「事前にウェブ上でオンラインチェックインを済ませ、モバイル搭乗券を発行してあるから直前の到着でも問題ない」と考える旅行者が増えています。しかし、空港の現場ではこの思い込みが命取りとなるケースが後を絶ちません。
SNSや旅行者コミュニティに寄せられた実際の体験談を検証すると、オンラインチェックイン利用者が直面する思わぬ落とし穴が浮き彫りになっています。
「成田発の便で、オンラインチェックイン済み専用の手荷物預けレーンに並んだものの、前の外国人グループのビザ確認トラブルで列が20分間完全にストップ。結局荷物を預け終えるまでに40分かかり、保安検査場に着いたときは出発50分前。心臓が止まる思いでダッシュした」(30代男性・会社員)
「羽田の夜便で、オンラインチェックインしていたのにパスポートのICチップ読み取りエラーで有人カウンターへの並び直しを指示された。カウンターは大混雑で、地上係員に事情を話して優先案内してもらうまで冷や汗が止まらなかった」(40代女性・自営業)
このように、国際線のオンラインチェックインと手荷物預けには特有のリスクが伴います。渡航先ごとの入国書類(ESTAや電子渡航認証、査証など)の目視確認が必要な路線では、ウェブチェックインを完了していてもカウンターでパスポート現物の提示を求められます。また、預け荷物がある限り、手荷物ドロップ専用レーンの混雑からは逃れられません。