一方、こうした一連の合理化に対しては懸念の波も広がる。都市部でのヒートアイランド現象緩和や、排気ガスの微細粒子を捕捉するグリーンバリアとしての機能を評価してきた環境団体や地域住民の存在だ。
「維持費抑制のために緑地を削ってコンクリート化を進める手法は、環境配慮の時代に逆行するのではないか」という議論は絶えない。防災面においても、急激なゲリラ豪雨の際に雨水を一時的に浸透させる土壌が消えることで、路面冠水のリスクが高まるのではないかという指摘が技術者からも上がっている。効率と環境の調和をどこに求めるか、明確な答えはまだ出ていない。