おりんの美しい音色を引き出し、仏壇まわりを美しく保つためには、設置の基礎知識が欠かせません。
まず配置場所は、仏壇の中段から下段、手を伸ばしやすい「向かって右側」に置くのが基本です。おりんの下には専用の「りん座布団(りん布団)」を敷きます。この座布団は単なる飾りではなく、おりんの底面が仏壇の板に直接触れて音の振動が濁るのを防ぎ、澄んだ余韻を長く持続させる重要なクッションの役割を持っています。置く際は、座布団の中心におりんが水平に乗るようバランスを整えましょう。
見落とされがちなのがりん棒の置き方です。使い終わったりん棒は、おりんの右脇にある専用の「りん棒台」に斜めに立てかけるか、座布団の右側に静かに寝かせて置きます。おりんの中にりん棒を入れっぱなしにしたり、縁に引っ掛けるように置くのは仏事において無作法とされるため避けてください。