若者たちの間では、収集したコレクションをどう見せるかという体験価値が重視されている。ショート動画プラットフォームのTikTokでは、「#シールデコ」や「#手帳デコ」のハッシュタグがついた動画が数百万回再生を記録。自分のこだわりが詰まったシール帳のページを1枚ずつめくっていくASMR風の投稿が人気を呼ぶ。
ここで重要な役割を果たしているのが、Z世代のライフスタイルに不可欠となった推し活文化だ。自分のお気に入りアイドルやキャラクターのカラーに合わせて貼る、トレカケースやスマホカバーを自分好みにデコレーションするなど、シールは単なる文具ではなく「アイデンティティの表現手段」として再定義された。